しゃべるシーラカンス

釣りして読書してのんびりしたい

自己啓発本は実際に試して、生活に落とし込むまでが大切

自己啓発本は麻薬だ。

読んでいる最中は何でもできる気がする。

無敵モードになれる。

 

しかし難しいもので、無敵状態は長くは続かないのだ。

どんなに調子が良くても無敵状態は数週間。人生に影響を与えるスパンで続くことはない。

この状態はスターをとったマリオに似ている。

 

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一時的に無敵になったとして、その効果は長続きしない。

 

一定の間はクリボー(雑務)を これでもか、とポンポン片づけられたとしても、いつか効果が切れる。

勢い余ってクリボーの群れに突っ込んだら、それは死である。

ゴール地点まで無敵でいることはできない。

 

自己啓発のメリットは何か。

そもそもやる意味はあるのか。

 

やる意味はあると、私は思う。ただそのメリットを最大に享受するためには、無敵期間中に穴に落ちない、つまり無敵期間を無駄にしないコツがいる。

 

一番効果の長続きが期待できるのが、本の内容を生活にまで落とし込んで習慣化させてしまうことだ。段階を追って説明しよう。ただし、習慣化させたら楽だが、習慣化させるまでは決して楽じゃない。意志の力を要する。

 

①本を読む

まず、これはっ!と思う本を見つけることである。どんどんと読み進めて高揚感が出るようならばふさわしい本だ。これはブロックを叩いてスターを出現させてゲットする段階に相当する。ゲットしたら次々と課題に取り組む……のはまだ早い。

 

②内容の中から、実践することを一言で書き出す

具体的な行動を、スマホのメモ帳でも紙にでも書き出すことである。このとき一言で書き出すのは、できるだけ行動をシンプルにするためだ。習慣化させるにはできるだけシンプルなのがいい。もともと行動をシンプルに書いている本もある。水野さんの「夢をかなえるゾウ」は課題が短いので実践しやすいだろう。内容は素晴らしい高尚なものでなくても、全然いい。むしろくだらないものほどいい。

 

③実践する

例えば一日100人ナンパの声掛け なんてのはやる必要はない。一日1人とか、実践できるレベルまで落としてもいい。そのあと徐々にレベルを上げていけばよい。大事なのは実践することだ。やることによって今まで見えてなかった課題がみえることがある。そんな課題も克服して実践をしてほしい。

 

④できない期間があってもOK。とにかく気付いたらやる

人間誰しもコンディションはまちまちである。私もブログをやってみようと意気込んで始めたものの、5日間にわたる39度以上の熱のため全く更新ができなかったと言い訳をしておく。そんなことがあって期間に空白があっても、慌てないことである。ええがな。またはじめたらええねん。

 

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実践しなければ結局読まなかったのと同じことになる

 

確かにそうである。

 

また同時に、他人から得た理論というのは、そのまま実践に移してもすぐには身につかないのではないだろうか。

 

たとえば筋トレを例に考えてみよう。

ある有名キン肉マンが「トレーニングは60分以内で終了する」と本に書いてあったとしよう。

 

まずは、それをやってみる。

 

「……え短くね?」

 

そうなったら自分で工夫をして「トレーニングは75分以内で終了する」という理論を立ててもいいのではないか。だって、そのほうが自分に合った理論なのだし。

 

他人から得た知識は実行しなければ意味はない。しかし、ただ鵜呑みにするだけでなく、自らの状況を勘案してオリジナルの方法を作り出してもいい。そのほうが自分に合っているし、生活にも落とし込みやすかろう。

 

だから、私は自己啓発本は実際に試して、生活に落とし込むまでが大切、と思うのである。